中之条自治会

令和5年度自治会長ご挨拶

 新しい年を迎え、近年にない寒波到来などありましたが、春の息吹が感じられる時節となりました。
 今年の干支はウサギで、飛躍を象徴するそうです。この三年はずっと、新型コロナ感染や戦争といった世相に脅か される日が続いてきました。
 先頃、新型コロナの位置づけがインフルエンザなどと同列になる方針発表がありました。これで不安が払拭されるわけでは決してありませんが、皆様にとって「新しい景色」の見える年になってほしい、と心底願っております。
 先に行われました選挙により、令和五年度自治会長に選任されました。大役を担うには誠に力不足の身ではありますが、四役はじめ協議員の皆様と力を合わせ、これからも安心して暮らせる地域づくりのために専心努力してまいりたいと思います。
 幸い、副自治会長に武石一幸氏、会計に田中良和氏、総務部長に小松隆明氏、公民館長に田中裕氏にお願いしたところ快諾いただき心強い限りです。協議員として選出されました正副ブロック長の皆さんも行動力あふれる方々ばかりですので、総勢二十一名の役員チームで自治会運営を担ってまいります。
 緩和傾向にあるものの、コロナ禍の遺した傷跡は大きく、自治会また公民館活動が長期にわたって足踏みせざるを得ませんでした。感染拡大防止が最優先のため、成長期にある子供たちもマスクの常用を強いられ、地域行事や公民館イベント参加もままならない状況でした。その弊害が少し ずつ現れてきていますので、ウィズコロナで適切な感染防止対策を取りながら、自治会運営を少しでも前進させていくことが大切と考えます。
 安全を十分考えた方法を工夫し、地域の皆様の親睦や交流がコロナ前に戻れるよう活動していけたら幸いです。
 こうした工夫、「新しい活動様式」を実現していくためには、皆様のお知恵を拝借し、備えを万全にして臨むことが欠かせません。これまで以上に遠慮なく自治会にご意見をお寄せいただきたく、どうかよろしくお願いします。
 中之条は急激な市街化が影響して、身近なことでは交通安全やゴミ問題、地域の防犯・防災など、課題が多いことは事実です。しかしながら中之条は自治会の中でも若い方が多く、デジタル化も推進されて活気にあふれています。そうした活力を生かし、課題を一つ一つ地道に解決していくこと、またともすれば閉塞的になった地域交流について、若い方に加えてお年寄りや機器を持たない方々も連携でき るようなご提案(交流振興策)があれば、優先して取り組む所存です。ぜひ自治会に多くの声をお届けください。
 高齢化の問題も、中之条は例外でなく、とくに災害時の対応は日頃ご近所とのコミュニケーションが保たれていることが、いざという時に役立つ安全弁です。先輩諸氏がこれまで培ってきた住民支え合い組織の充実化など、ご意見を伺いながら取り組んでまいりたいと思います。
 最後になりましたが、コロナ禍で厳しい中、運営に大変なご尽力をいただきました昨年の高橋義幸自治会長はじめ役員・協議員の皆様に対しまして心より感謝の意を表します。今後とも後進にご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶といたします。

令和五年度自治会長
中澤伸夫

 

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